強風、暴風状態におけるビニール傘のディスコンストラクション

気付けば前回のブログから3ヶ月近く経っており、継続は力なりとはよく言ったものだなーと感心している。まさに三日坊主、酢味噌/フィクション/生姜焼き、この3件で終わっていた。ちなみに筋トレもたまに始めるんだが、初日に少しやって筋肉痛になって、翌日は休みで、その翌日も休みで、ってな具合に俺のパワーオブコンティニュエイションはほぼゼロなのである。

さて、昨日は首都圏をも直撃した台風がやってきた。ヤァヤァヤァ(スヌーピーの顔文字ではない)。我が社では昼過ぎに退社指示を敢行、俺は即座に帰宅。帰宅難民の対義語は俺ってな具合に最寄り駅に帰り着き、スターバックスコーヒーでダブルトールラテ(430円)を飲みながらインターネットを拝見、難民どもの苦労を心から応援したものである。
そんでもって目についたのが壊れた傘ね。スタバから街を見下ろしてただけでも10人に1人は傘が壊れていた。特に500円はしないであろうビニール傘など、
「ブレイカブル......」
と言えよう。(この書き方は池波正太郎先生のマネです。)
そんな壊れた傘が街の至る所に打ち捨ててあるのをトーキョーシティーに生きる多くの方が目にしたと思う。同時にインターネットではそれを見かけた方々の、捨てんな、バカ、シネ、良識を疑うわ、モラルも無いのか、それを平気で捨てるなんてとんでもない、などなどの罵詈雑言を見かけた。

で、僕は思ったんですよ、コイツら傘壊れ童貞やな......と。ワシは過去に1回だけ強風に煽られビニール傘が大破した経験があるんやけど、あの時はとても正気じゃいられなかった。その経験を踏まえ、インターネットではもう少し優しく、捨てちゃダメよって言って欲しいんです。

やられた傘はまともに閉じられない。コレを覚えて今日は帰って欲しい。壊れ方にもよるけど、傘の中心の棒の先に骨が複雑にヒシメキ、絡み合い、直径は少なくとも30㌢を超える。さらに濡れたビニールが巻き付いている物体。俺がアーティストならゲンダイアートとも言い兼ねない、まったく何の意味も成さない物体があると考えてごらんなさい(一番ヒドい状態だとは思いますがw)。元々目に入ったら危ないでしょってレベルの傘の骨は、グッと折り曲がることにより鋭利な部分もかなり発生してる。そんな危険なものをもってこのトーキョーシティーは歩けませんよ、電車に乗るだなんてとんでもない。
強風豪雨街行く人々の中心でコレを持たされた人間の心理やいかばかりか。
きっと、捨てちゃる!ってなるんやけど、それを受け容れてくれるゴミ箱なんて無いんです。運良くゴミ捨て場が無い限り。でも持ってる人は焦ってる、「ぐぬぬnうぇdrfgthyじゅいkぉp;@:ってなって、あ、誰かここに放置してるやん、仕方あるまい、俺も、コッソリ」ってなるんじゃないかなーと。

とはいえ、そこらへんにゴミを捨てるヤツはクズなのでダメです。
そこで今回は、傘が壊れた、その時どう動くか、と題してお送りしたかった。